メッセージ

「世界最悪の紛争地」コンゴと隣国ルワンダで国連職員として難民保護に携わった実務経験を生かして、なぜ武力紛争が長期化し、その紛争に難民と難民キャンプがどのように活用され、和平プロセスがどのように紛争に寄与しているのかを研究しています。私たちが得るマスメデイアの情報や学問の多くは、比較的恵まれた立場にいる政府、影響力がある者や勝者の視点で語られることが多いです。その中で、難民などの弱者の経験や見解を学ぶことで、グローバル問題の構造や本質が理解できるようになります。特にアフリカではグローバル問題の矛盾が集中しているため、視野が拡大するだけでなく、世界観が大きく変わります。「常識」を鵜呑みにせず、物事を批判的に考えるとともに、常に弱者への「利他」の精神を持つ力を身につけてほしいと思います。
Think and act both locally and globally (Think BIG)！

主な担当科目：Field Study in Global Cities(グローバル都市フィールド・スタディ), Migration Studies(移民研究), African Studies(アフリカ研究), Conflict Studies(紛争研究), Peace Studies(平和学), Humanitarian Aid(人道支援論)