メッセージ

2021年4月より、アメリカ文学の教員に着任いたしました。
神戸女学院大学の学生時代、英米文学における西洋中心主義を批判するポストコロニアル（文学批評の一つ）に出会い、それが私の研究の礎となりました。
アメリカ政府の奨学金を得て留学したニューヨーク大学では、文学を理論として客観的に論じるだけでなく、自らの人生の核として、情熱を掛け黒人文学を創造し、議論する研究者達に刺激を受けました。
英語で文学を学ぶことは、自分の知らなかった他者について想像し、理解しようとすることだと思います。
また文学の中で、「なぜその文化的価値が正しいとされ、なぜそれが文学として認められ、権威と結びついてきたのか」異文化を深く知り考えてもらうきっかけにしていきたいと考えています。