新着情報
受験生向け
在学生向け
教員活動
訪問研究員によるオンラインセミナーを開催しました
英文学科グローバル・スタディーズコースでは2020年7月17日(金)13:00〜14:00に、客員研究員の久保和世先生をお迎えしてWebinar(オンラインセミナー)を開催しました。大阪府豊中市出身の久保先生は、高校卒業後に渡米し、ミネソタ大学にて東アジア研究で学士号修士号を取得され、その後、イリノイ大学で社会学博士号を取得されました。その後アメリカの数々の大学で教鞭をとられ、現在はボストンにあるレズリー大学にて家族社会学や移民研究、とくに養子縁組を含んだ国際家族形成について研究教鞭をとっておられます。
Webinarでは久保先生がアメリカ各地で日本人(アメリカにおけるアジア系マイノリティ)として奮闘してこられた経験、そのなかで日本社会を振り返ったときに気づかされた日本における民族マイノリティに対する社会の態度、そして民族という枠組みが各々の生き方や社会形成に与える影響について、自らの経験に基づいて感銘高いお話をしてくださいました。また、現在のアメリカにおける国際養子縁組の背景やコロナ禍で露呈される人種民族間格差、今回の滞在中に日本で取り組まれた国際化する日本の育児現場についても、とても興味深いお話をしてくださいました。
いつもは神戸女学院大学ではアッセンブリーアワーなどゲストスピーカーによる講演の機会が豊富ですが、今学期はオンラインのためそうした機会がありませんでしたので、Webinarは貴重な機会となりました。学生たちを中心に87人が参加しました。
この記事をシェアする