高橋宗瑠先生による特別講義「パレスチナでのジェノサイド」
10月27日(火)、米川教授のConflict Studiesの授業で、高橋宗瑠氏(元国連人権高等弁務官事務所副所長)による英語の公開講義“Genocide in Palestine: Colonial Complicity, Apartheid, and the United Nations”を行いました。
西欧諸国主導の国際機関などの外部介入によって、パレスチナ人が長年、搾取され続けている実態がよく理解できました。イスラエル建国の際に地元のパレスチナ人が自分たちの土地から追放され続けていること、1973年、国連にてアパルトヘイト政策に対する国際的非難の一環として「アパルトヘイト犯罪条約」が採択され、それがパレスチナにも適用できること、2023年以降、イスラエル政府によるガザ地区での行為がイスラエル政府高官の演説などにより明白なジェノサイドだと結論付けられること、また日本政府・企業もその罪に加担していることなどなど。
学外者を含めて20名の参加者は熱心に聞き、大変勉強になりました。質疑応答では、ジェノサイドの目的、インティファーダ、イスラエルの選挙の結果の見解などの質問でさらに盛り上がりました。
今年2月、フィールド・スタディー先の南アフリカでアパルトヘイト博物館とホロコースト・ジェノサイドセンターを訪れた学生は、「ジェノサイドに関心があったので、過去だけでなく現在もこの世界で続いていることに衝撃を受けた。多少、英語の専門用語がわからないこともあったが、高橋先生の情熱と怒りが伝わり、異常事態が起きていることがよく理解できた」と話していました。
グローバル・スタディーズ学科では、このような不条理な世界の問題も学びながら、学生とともに何ができるのかを考え続けます。

