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Field Study in Okinawa

Field Study in Okinawa受講生7名は前期中に事前研修を受け、Banasick先生、渡部先生といっしょに、9月16日(火)から20日(土)沖縄でのフィールドワークを行いました。

今夏の酷暑は沖縄も同じで、初日は首里城復元や瑞泉門の外の龍樋(りゅうひ)のなどを見学しましたが、かなり蒸し暑かったです。
夕刻からはVeterans for Peace (VFP)の活動家である当真嗣清氏の講義を聴きました。VFPは従軍経験のある元軍人(Veterans)とその家族や賛同する人々によって、1985年にアメリカで結成された国際的平和団体です。当真さんは沖縄生まれ、沖縄育ちで沖縄人の立場から沖縄の人々と米軍基地、平和について話してくださり、学生たちは沖縄人が先住民族として認められるかということについてディスカッションもしました。

2日目はひめゆりの塔と平和記念公園・資料館を見学し、第二次世界大戦、沖縄戦について学びました。この日も暑く、沖縄そばに似た麺と豚肉を使った沖縄風冷やし中華、そして那覇空港近くのビーチで、涼をとりました。この美しい海辺も凄惨な戦場であったことが信じられない思いでした。

3日目の9月18日には、嘉手納基地を外から見学。戦闘機の離着陸の騒音のことはニュースなどで聞いていましたが、先生の説明が何度も中断されるほどの音を実際に体験すると、そのすさまじさがよくわかります。
午後は米軍海兵隊の基地キャンプ・ハンセンを訪問。今度は基地の中に入り、責任者の方々が時間をとってくださって、沖縄の人たちと関係や提供しているプログラム(英語のレッスン、小学生の基地見学、環境問題講座など)についてお話いただき、「米軍基地に反対している人がいるのはなぜか」などの学生たちからの質問にも丁寧に答えてくださいました。
また海兵隊職員からも日本及び周辺地域における米海兵隊の人道支援活動についての講義を受けることができました。
基地内は広く、海兵隊向けのデパートのような施設もあり、多くのアメリカ製品を販売しています。学生たちは特別にスーパーマーケットエリアに入ることを許可され、お土産としてアメリカのキャンディやお菓子を日本円で購入することができました。

4日目の朝は読谷村にある米陸軍基地トリイステーションへ。基地の入口に赤い鳥居が2つ設置してあるので、こう呼ばれています。トリイステーションは通常の基地活動に加え、沖縄駐留米軍向けのレクリエーション施設も提供しています。
ここでは、米軍関係者ではなく、基地と地域社会の活動を調整する地域連携担当官の沖縄出身の方に案内していただき、お話をきくことができました。
昼食は基地内で、ダン・シンガー陸軍少佐、スティーブン・エッパリー陸軍曹長といっしょにいただき、フィラデルフィア周辺で有名な「フィリーチーズステーキ」や南部料理BBQサンドイッチなど、アメリカ各地の郷土料理を楽しみ、日本文化への関心、家族のこと、軍でのキャリアについて質問に答えていただけたことも収穫でした。
午後は嘉数高台公園、佐喜眞美術館、そして2004年に米軍ヘリコプターが墜落した沖縄国際大学などをまわり、夜に振り返りを行いました。

最終日9月20日は午前中に解散し、それぞれで出発までの時間を過ごしました。

今回のField Studyでは、現地での交流、そして自分の目で見て考えることを通して、戦争、平和について学びを深めることができました。今後もこの旅の経験を活かして、さまざまな課題にグローバルな視点で向き合ってほしいと思います。

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