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藤田早苗氏による講演会「世界から見た日本のヒューマンライツ」開催
12月19日(木)、英国エセックス大学人権センターフェローで、アカデミック・アクティビストの藤田早苗氏を英文学科グローバル・スタディーズコースの合同ゼミの授業にお招きし、講演会「世界から見た日本のヒューマンライツ」を開催しました。
藤田氏は人権分野のベストセラー『武器としての国際人権』の著者で、10年以上、国連による日本の人権調査をサポートしてこられました。
講演では、そもそも人権とは何かから、自身が参加したされた国連女性差別撤廃委員会(2024年10月開催)の会合での日本政府への審査内容、ジェンダーステレオタイプ、日本政府の態度まで幅広く説明されました。
なぜ人権を理解することが必要か?その一つの理由として、自分の人権が侵害されても「被害を受けた」と気づくことができないことが挙げられます。2023年、大きく報道されたジャニーズ性加害の問題でも、被害者は「当時は性被害だと思わなかった」「性被害だとわかっていたら逃げていた」などと話していました。
国際学部・英文学科の学生からは、以下の感想が寄せられました。
「思いやりと人権が別物であり、人権における政府の責任とは知らなかった」
「男性優位社会では男性も苦しんでいるとは」
「日本で間違った人権教育が続いていたとしたら、それは恐ろしいことだ」
「自身の政治問題の意識の低さを気づかされた」
学生は今回の講演で学んだ国際基準を知る必要性、また世界から日本を見る重要性を心に留めながら、今後も勉強に励んでほしいと思います。
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