第15回絵本翻訳コンクール「受賞者の集い」を行いました。
第15回神戸女学院大学絵本翻訳コンクールには、全国の高校生から1123件のエントリー、510作品のご応募をいただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。
今年の課題絵本“Elephant Island”はベルギーのLeo Timmersの作品。海が大好きなゾウのアーノルド、舟が沈んで流れ着いたのは小さすぎる島。そこへ次々にみんながやってきて・・・。とぼけた表情のアーノルドと仲間たち、不思議な質感と鮮やかな色の絵で物語がテンポよく進んでいきます。
10月11日(金)第15回絵本翻訳コンクールの受賞者🏅を国際学部ウェブサイトで発表し、10月26日(土)13:30~15:00、オンラインにて「受賞者の集い」を行い、受賞者(優秀賞3作品3名、優良賞3作品4名、奨励賞5作品10名)のうち14名が参加、楽しい時間を過ごしました。
卒業生で翻訳家の増田沙奈さんからは、ひとつひとつの作品に丁寧な講評をいただきました。
まずは本学国際学部通訳・翻訳プログラム担当のJones准教授から翻訳する際のポイントと今回の作品“Elephant Island”の中の翻訳が難しい箇所についてお話があり、続いて受賞者のみなさんは自己紹介を兼ねて、どんなことに気をつけて翻訳したのか、どんなところが難しかったのか、などを話してくれました。原作のリズムを大切にしたり、子どもも大人も楽しめる表現を探したり、意見がまとまらなかったグループ翻訳の苦労など、興味深いことがたくさん出てきました。他の受賞者のお話を聞くことで、新たな気づきがあったのではないでしょうか🎀
そのあと、本学国際学部通訳・翻訳プログラム担当の中村准教授から、出版業界での日本語表記の約束事について説明がありました。英語と日本語の約束事の違い、時代による違いなど知らなかったこと、おもしろいことがいっぱいでしたね🥰
質疑応答でも受賞者のみなさんの熱心さがわかる質問が出て、最後はスクリーン上で記念撮影をして終了しました🎊
絵本翻訳コンクール詳細、受賞者、結果発表動画は以下のサイトでご覧いただけます。