Interview
「学び」と歩む日々を、
この場所から。
Aさん
神戸女学院大学 国際学部へ入学を決めた理由は?
ずっと心にあった「学びたい」に、今、手を伸ばす。
世の中がいわゆるバブルの時代、女子大の短期大学を卒業し、就職。結婚を機に退職して、主婦になりました。毎年参加している短大・四年制大学の合同同窓会では、上は90代の方まで幅広い世代が集います。皆さん知識欲が旺盛で意識高く学び続け、各界で活躍されている方ばかり。そんな先輩方の姿に憧れ、「私ももう一度、ちゃんと学びたい」という思いが、心の中でずっとくすぶっていました。
英語力やITスキルの必要性が高まる今、時代についていくために、「本気で勉強したい、英語力をつけたい」という気持ちがさらに膨らんでいきました。もちろん、勉強するには学力や体力、金銭面に加え、家族の理解が大切です。夫は私が学ぶことに大賛成してくれました。
学びの場として語学学校や通信制大学もありますが、自他共に認める怠けものの私には、毎日通って、クラスメイトと切磋琢磨できる大学が合っていると思いました。外国語やIT、多様な学問を、それぞれ別の場所で学ぶとなれば移動も費用もかさみますが、一つの場所で幅広く学べることも、大学ならではの大きな魅力です。
親しみのある女子大で、自宅から無理なく通える距離。私の理想にぴったりと合ったのが、神戸女学院大学でした。イタリアが大好きで度々訪れていたので、他の大学になかったイタリア語の授業があることも大きな決め手となりました。
「推し活」ならぬ、「自分活」。本気になった自分を推していこうと、この学び舎の門をくぐりました。
どんな大学生活を送っていますか?
キャンパスで育まれる、深い学びや新しい視点。
国際学部は、入学前のTOEIC®のスコアに応じたクラス分けがあり、そのクラスを軸に、授業ごとに編成が変わります。他学部の学生と一緒に受ける授業もあり、1コマごとに教室も顔ぶれも雰囲気もガラリと変わるのが、メリハリがあってとても楽しく感じられます。一番好きなのはイタリア語の先生の授業で、英語のリスニングやスピーキングにはまだまだ苦戦中です。
授業を通じて知識を深めることはもちろんですが、もう一つの大きな学びは、若い世代との関わりです。授業が終わるとすぐに帰ることがどうしても多いのですが、若い学生さんとの何気ないLINEのやりとりや、授業の合間にふと交わす会話の中から、時代の感覚や価値観にハッとさせられることも多く、自分の視野が広がっていくのを感じます。
国際学部は少人数制で、先生方の目が行き届いており、学生一人ひとりに丁寧に向き合ってくださいます。きちんと授業に出席して、真摯に勉強しようとする学生にとっては、とても恵まれた環境です。キャンパス内は一人で過ごす学生も多いので、周りの目を気にせずに、自分のペースでいられます。居心地の良い、美しい図書館は、お気に入りの場所の一つです。
入学して実感したことや、ご自身の変化は?
知を積み重ねる毎日に、手応えと自信も芽吹いて。
想像していた以上に課題が多く、毎日が目まぐるしいです。平日は家事を済ませてから夜遅くまで取り組んだり、土日も課題に時間を充てたりすることもあります。けれども、自分に甘いところがあると自覚している私にとって、「やらなければならない」環境はありがたいです。「頑張れば、それだけ力がつく」ということも、肌で感じることができています。
課題の提出はパソコンが基本で、パワーポイントでのプレゼンテーションも多いので、入学時点である程度のパソコンスキルを備えておく必要性も実感しました。私自身、以前にパソコンの資格を取得していたものの、長く触れていなかったため、最初は苦労しました。英語の知識もそうです。昔に勉強していても、立ち止まったままだと、いつの間にかどんどん置いていかれる。その現実を痛感できたことも、大学に入って得た気づきの一つです。
忙しさの中にも、知識が増えるたびに少しずつ自信がついてくる、そんな充実した毎日を送っています。少人数制で先生方に質問しやすいこともあり、最初は「こんなことを聞いたら恥ずかしいかな…」とためらっていたことも、「他の誰のためでもなく、自分が勉強したくて来ているのだから、何も気にすることはない」と考えを変え、積極的に聞けるようになりました。10代の頃の私が今の私を見たら、一つひとつの授業に意欲的に取り組んでいる自分の姿にきっと驚くでしょう(笑)。神戸女学院大学だからこそ、得られた変化だと思っています。
これからの目標は?
柔らかくしなやかに、「今、通用する力」を磨き続ける。
少子化や人手不足が進む中で、「年齢」ではなく「今、何ができるか」が、社会全体で問われるようになってきていると感じます。量販店やテーマパークでも、年齢を重ねながらも柔軟に対応されるスタッフの方々が増えていて、どなたも「今のスキル」をきちんと身につけておられます。
大切なのは、「昔できた」ではなく「今、使える力」。私自身が今後、実際に働きに出るかどうかは分かりませんが、インバウンドに応対できる英語力やIT知識を学んで、今の社会で通用する力を磨いておくことは、大きな自信になると信じています。
冒頭にも触れましたが、同窓会でお会いする先輩方のように、時代の流れにしなやかに寄り添いながら、教養を深め続ける、そんな生き方を私も目指しています。具体的には、例えば海外の方に日本を案内できるような、現場で使える実践的な英語力をさらに伸ばしていきたいと思っています。そして将来的には、大学院への進学も視野に。神戸女学院大学で深めた学びを止めることなく、自分自身をアップデートし続けていくことが、これからの私の目標です。
入学を検討している方へのメッセージ
心を動かす出会いを、このキャンパスで。
歴史ある美しいキャンパス、そして、学生一人ひとりに誠実に向き合ってくださる先生方。神戸女学院大学は、学びたい気持ちに応え、温かく支えてくれる場所です。とはいえ、何を目的に大学に通うのかは人それぞれ。大学との相性というものも、存在するように思います。実際に通ってみないと分からないことも多いですが、事前にオープンキャンパスなどで大学や学生の雰囲気に触れてみるのは、とても大切だと思います。
少しでも興味を持たれている方は、どうか気負わずに、まずはキャンパスの見学や大学のイベントに参加してみてください。あなたの心を動かす何かに、きっと出会えるはずです。